IBJ加盟店とメンバーズ（直営店）の違いとは？メリット・デメリットを専門家が徹底比較｜あなたに合うのはどっち？

日本最大級の結婚相談所ネットワークであるIBJ。真剣に婚活を始めようと調べたとき、「IBJメンバーズ」と無数にある「IBJ加盟店」という言葉を目にし、その違いが分からず混乱してしまった方も多いのではないでしょうか。

「どちらも同じIBJなのに、何が違うの？」「結局、私にとってはどちらがお得なの？」

この選択は、あなたの婚活の進め方や費用、そして結果にまで大きく影響する可能性があります。結論から言えば、両者の最大の違いは「運営母体」と、それに伴う「サポートの均質性」そして「料金体系の柔軟性」にあります。

この記事では、婚活市場の専門家が、IBJメンバーズ（直営店）とIBJ加盟店のそれぞれのメリット・デメリットを徹底的に比較・解説し、あなたが後悔しない選択をするための判断基準を明確に提示します。

この記事を書いた人

この記事の監修者

橘恭子

元・大手結婚相談所トップカウンセラー／婚活市場アナリスト。大手結婚相談所（IBJ系列）にて10年間で500組以上の成婚をサポートし、3年連続で社内成婚数トップを獲得。現在は独立し、メディアでの執筆や講演活動を通じて、婚活業界の透明性向上に努めている。

そもそも「IBJ加盟店」と「IBJメンバーズ」の関係とは？

まず、基本的な構造を理解しましょう。これは、コンビニエンスストアの「本部（セブン-イレブン・ジャパンなど）」と、各地にある「直営店」「フランチャイズ加盟店」の関係に似ています。

IBJ（日本結婚相談所連盟）: 婚活のプラットフォームを提供する「本部」です。会員データベースのシステムや、お見合いのルール、成婚を生み出すためのノウハウなどを開発・提供しています。
IBJメンバーズ: IBJ自身が運営する「直営店」です。本部の理念や方針が最も忠実に反映された、質の高いサービスを提供します。
IBJ加盟店: IBJのシステムやノウハウを利用する権利を得て、独立した企業や個人が運営する「フランチャイズ加盟店」です。全国に約4,400社以上存在します。

最も重要なポイントは、どちらに入会しても、利用できる会員データベース（約86,000名以上）は全く同じであるという点です。出会えるお相手の母数は変わらないという前提の上で、サービス内容の違いを比較していくことが賢い選択の鍵となります。

両者の違いを5つの具体的な項目で比較してみましょう。

料金が比較的安い場合がある: 個人運営などで固定費を抑えている加盟店では、IBJメンバーズよりもリーズナブルな料金プランが設定されていることがあります。
カウンセラーとの相性が合えば非常に手厚い: 経営者でもあるカウンセラーが担当する場合が多く、熱意を持って親身なサポートをしてくれる可能性があります。
独自の強みや専門性: 「医師専門」「ITエンジニア専門」「地域密着型」など、特定の分野に特化したユニークな加盟店を見つけられる可能性があります。

サポートの質にばらつきがある: 最大のデメリットです。カウンセラーの経験やスキル、相性によってサポートの質が大きく変わるため、良い相談所を見極める力が必要です。
運営基盤が弱い可能性: 個人事業主が運営している場合、カウンセラーの急な病気や廃業といったリスクがゼロではありません。
カウンセラーとの相性が悪いと逃げ場がない: 担当者が一人しかいない場合、相性が悪くても担当変更ができず、活動が苦痛になる可能性があります。

ブランド力による絶対的な安心感: 東証プライム上場企業であるIBJが直接運営しているため、サービスの信頼性や個人情報の管理体制は万全です。
均質で質の高いサポート: 全てのカウンセラーがIBJ本部の研修を受けており、どこに入会しても一定水準以上の体系化されたサポートを受けられるのが最大の強みです。
豊富な成婚実績とノウハウ: 長年の直営店運営で蓄積された膨大な成婚データとノウハウに基づいた、的確なアドバイスが期待できます。