子供好きな人との結婚、次こそは。データと3つの質問で本気度を見抜く方法

こんにちは、婚活ストラテジストの佐藤由依です。10年間で500組以上のカップルの相談に乗る中で痛感したのは、多くのすれ違いが「確認不足」から生まれるという悲しい事実です。あなたの「次こそは」という切実な想いを、もう二度と無駄にしないために。今日は、感情論ではない、具体的な技術をお伝えしますね。

「子供が好き」と言ってくれた彼と、未来の話になった途端すれ違ってしまった…そんな辛い経験、もう二度としたくないですよね。そのお気持ち、痛いほどわかります。

ご安心ください。相手の「本気度」は、フィーリングではなく技術で見抜けます。この記事では、国の統計データと、私が現場で使い続けている「3段階の深掘り質問法」で、あなたの婚活を成功に導きます。

読み終える頃には、もう男性の言葉に一喜一憂することなく、自信を持って「本当に同じ未来を描けるパートナー」を見極められるようになっていますよ。

「子供が好き」その言葉、信じて大丈夫？婚活ですれ違う本当の理由

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今や「子供を望む」は当たり前ではない。国の調査が示す価値観の多様化が、すれ違いの根本原因です。

「子供のいる温かい家庭を築きたい」というあなたの願いは、とても素敵なものです。しかし、現代の婚活市場では、その願いが必ずしも”当たり前”ではないという現実を、まず知っておく必要があります。

なぜなら、結婚は単なる恋愛の延長ではなく、長期的なライフプランニングそのものであり、その成功の鍵は、お互いの価値観のすり合わせという土台作りにかかっているからです。そして、その価値観のすり合わせの重要性を、国の公式な調査データが客観的に裏付けています。

国立社会保障・人口問題研究所の「第16回出生動向基本調査」によれば、夫婦が理想とする子供の数と、実際に予定している子供の数にはギャップが存在します。この事実は、経済的な理由だけでなく、生き方や働き方が多様化する中で、子供を持つことに対する価値観そのものが人それぞれになっていることを示しています。

結婚持続期間5～9年の夫婦の平均理想子ども数は2.01人、平均予定子ども数は1.79人となっている。

出典: 第16回出生動向基本調査 結果の概要 – 国立社会保障・人口問題研究所, 2022年9月

つまり、「結婚すれば子供を持つのが自然」という時代は終わりを告げました。だからこそ、「子供が好き」という表面的な言葉だけでなく、その裏にある相手の結婚観や人生設計を深く理解するための、能動的な価値観のすり合わせが不可欠なのです。

もう言葉に惑わされない。相手の本気度を測る『3段階の深掘り質問法』

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関係性の段階に応じた3つの質問で、相手の言葉の裏にある「本気度」と「解像度」を測れます。

では、どうすれば相手の本心を確認できるのでしょうか。私が多くのカウンセリング現場で実践し、効果を上げてきたのが『3段階の深掘り質問法』です。『3段階の深掘り質問法』は、相手にプレッシャーを与えすぎず、関係性の進展に合わせて自然な会話の中で価値観のすり合わせを行うための技術です。

Step1: 関係初期（出会って1〜3回目）

この段階の目的は、相手の価値観の「扉」を優しくノックすることです。結婚や子供について直接的に聞くのではなく、相手の家庭像や子供への基本的なスタンスを探ります。

• 質問例1：「〇〇さんって、どんな家庭に憧れますか？」
  • 意図： 相手が描く「家庭」のイメージに、子供の存在が自然に含まれているかを確認します。「賑やかな家庭」「笑い声が絶えない家」といった言葉が出てくれば、ポジティブなサインです。
• 質問例2：「休みの日に、親戚や友人の子供と遊んだりしますか？」
  • 意図： 実際の子供との関わり方や、その時の感情を探ります。具体的なエピソードを楽しそうに話すようであれば、社交辞令ではない可能性が高まります。

Step2: 真剣交際期（結婚を少し意識し始めた頃）

この段階では、より具体的に二人の未来を想像させる質問を投げかけ、相手の結婚観の解像度を確かめます。

• 質問例1：「もし私たちに子供が生まれたら、どんな子育てをしたいですか？」
  • 意図： 「子供一般」ではなく「”私たち”の子供」という当事者意識を持たせることで、相手の考えの具体性を引き出します。「一緒にキャッチボールがしたい」「色々な場所に連れて行ってあげたい」など、具体的なビジョンを語れるかどうかがポイントです。
• 質問例2：「男の子だったらどんな習い事をさせたい？女の子だったら？」
  • 意図： 教育方針という、より踏み込んだ価値観を探ります。この質問への回答には、相手自身の生い立ちや大切にしている価値観が色濃く反映されます。

Step3: 結婚意識期（プロポーズ前後）

最後の段階では、楽しい未来だけでなく、現実的な課題や困難にも二人で向き合えるかを確かめる、最も重要な価値観のすり合わせを行います。

• 質問例1：「子育てと仕事のバランスって、どう考えてる？」
  • 意図： 共働きが主流の現代において、育児への具体的な参加意欲を確認する質問です。「育休を取りたい」「お互いのキャリアを尊重しながら協力したい」といった前向きな姿勢が見られるかが重要です。
• 質問例2：「もし、なかなか子供を授かれなかったら、二人でどんな選択肢を考えられるかな？」
  • 意図： 不妊治療の可能性も含め、予期せぬ困難に直面した際のパートナーシップのあり方を確認します。このデリケートな問いに対して、誠実に向き合おうとしてくれるかで、相手の覚悟の深さがわかります。

価値観が合う人が見つかる「場所」と出会った後の「見極め方」

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確実性を求めるなら結婚相談所も有力。日常の言動からも相手の「子供好き」の本質を見抜きましょう。

『3段階の深掘り質問法』を実践する上で、そもそも出会う「場所」を選ぶことも、ライフプランニングの観点から非常に重要です。価値観が合う相手と出会うための手段として、代表的な競合サービスであるマッチングアプリと結婚相談所は、それぞれ異なる特性を持っています。

マッチングアプリの手軽さは魅力ですが、「次こそは失敗したくない」と考えるあなたには、より確実な価値観のすり合わせを期待できる結婚相談所も有力な選択肢です。結婚相談所のシステムは、入会時に子供を望むかなどの詳細なプロフィールを登録するため、価値観のすり合わせを初期段階で効率化できるという利点があります。

表のタイトル: 婚活サービス別「価値観のマッチング」比較

もちろん、どこで出会うにしても、最終的な見極めはあなた自身が行う必要があります。『3段階の深掘り質問法』とあわせて、普段のデートや会話の中で相手の「子供好きな男性の具体的な特徴」が出ているかどうかもチェックしてみましょう。

• 子供の話をする時の表情が自然で楽しそうか
• 街中で子供を見かけた時に、優しい表情を浮かべているか
• 自分の幼少期の思い出を嬉そうに話してくれるか

こうした無意識の言動にこそ、その人の本質が表れるものです。

よくある質問（FAQ）

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タイミングと伝え方が重要。誠実な姿勢で、お互いの未来のための対話として切り出しましょう。

最後に、多くの方から寄せられる質問にお答えしますね。

Q. 相手に「重い」と思われずに、子供の話を切り出すタイミングは？

A. ステップ1（関係初期）で紹介したような、軽いジャブから始めるのがおすすめです。「どんな家庭に憧れる？」といったオープンな質問であれば、相手も答えやすく、重い印象を与えません。関係性が深まるにつれて、徐々に質問の具体性を上げていくことを意識してください。

Q. もし、不妊の可能性などデリケートな話をする場合はどうすれば？

A. ステップ3（結婚意識期）の段階で、真剣に結婚を考えているからこそ話したい、という誠実な姿勢で切り出しましょう。「これは二人の未来にとって、とても大切なことだから、一度ちゃんと話しておきたいな」と前置きをすることで、相手も真摯に受け止めてくれるはずです。

Q. 相手が子供好きでも、相手の親が協力的でなかったら？

A. 最終的には「二人でどう乗り越えていくか」という問題です。その点についても、結婚を決める前に彼と話し合っておくことが重要です。「もし、そういう状況になったら、〇〇さんはどうやって私を守ってくれる？」と、彼の覚悟を確かめる質問をしてみるのも一つの方法です。

まとめ：あなたの願いを「確かな未来」に変えるために

ここまで、本当に「子供のいる家庭」を共に築けるパートナーを見抜くための具体的な方法についてお話ししてきました。

• 現実を知る： 「子供を望むのが当たり前」ではない現代だからこそ、価値観のすり合わせが不可欠です。
• 技術を学ぶ： フィーリングに頼らず、『3段階の深掘り質問法』という技術で相手の本気度を測りましょう。
• 場所を選ぶ： マッチングアプリや結婚相談所といったサービスの特性を理解し、自分に合った場所を選ぶことが成功への近道です。

あなたの「子供のいる家庭を築きたい」という願いは、とても自然で尊いものです。過去の経験に臆することなく、自信を持って、未来のパートナーと向き合ってください。この記事が、あなたの幸せな未来への確かな一歩となることを心から願っています。

まずは、あなた自身の価値観を整理し、どんなパートナーシップを望むのかを書き出すことから始めてみませんか？もし、より専門的なサポートが必要だと感じたら、信頼できる結婚相談所の無料カウンセリングで、プロの視点からアドバイスをもらうのも一つの手です。

[参考文献リスト]

• 国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査」
• 株式会社IBJ「成婚白書～2023年度版～」