結婚相談所 仲人型のおすすめ｜成婚率の罠と本気で結婚できる選び方

橘 恭子 / 元・大手結婚相談所トップカウンセラー

大手結婚相談所（IBJ系列）にて10年間で500組以上の成婚をサポート。現在は独立し、婚活業界の透明性向上に尽力。「数字のトリック」に惑わされない本質的な相談所選びを提唱。

「『成婚率No.1』の広告を見て入会したのに、交際中に放り出されて破局した…」。
そんな相談を、私は毎日のように受けます。業界歴15年の私から言わせれば、これは当然の結果です。なぜなら、多くの結婚相談所にとって「成婚」とは「結婚」ではないからです。

マッチングアプリで傷つき、疲れ果てたあなたが求めているのは、単なる「交際相手」ではなく、生涯を共にする「夫」のはずです。「高いお金を払って、また失敗したらどうしよう」という不安は痛いほど分かります。

だからこそ、断言します。
結婚相談所選びで見るべきは、表面的な成婚率の数字ではありません。「成婚の定義（婚約まで見るか）」と「担当者の持ち人数」という2つの構造的真実です。

この記事では、業界が隠したがる不都合な真実を包み隠さずお話しし、あなたを「絶対に結婚させてくれる」本気の相談所がどこなのか、明確な答えを提示します。

アプリで疲れたあなたへ。なぜ今「仲人型」なら結婚できるのか？

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アプリは「出会い」がゴールだが、仲人型は「結婚」がゴール。プロの伴走が成婚への最短ルートだ。

「なぜ、マッチングアプリでは結婚までたどり着けないのか」。

マッチングアプリで結婚できない理由はシンプルです。アプリと仲人型結婚相談所では、サービスの「ゴール設定」と「構造」が根本的に異なるからです。

アプリは「出会うこと」自体がゴールであり、その後の関係構築は個人の力量に委ねられます。一方、仲人型結婚相談所は「結婚すること」をゴールとし、プロがそのプロセスを管理します。この構造的な違いを理解することが、婚活成功への第一歩です。

以下の表で、それぞれの違いを整理しました。

表のタイトル: 婚活サービスの構造比較：アプリ vs データマッチング型 vs 仲人型

特に重要なのは「会員の質」と「サポート」です。仲人型結婚相談所には、独身証明書などの公的書類を提出し、安くはない費用を支払ってでも結婚したいと願う「本気層」しか在籍していません。

【業界の裏側】「成婚率No.1」を信じてはいけない理由

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多くの相談所は「真剣交際＝成婚」と定義している。確実に結婚したいなら「婚約＝成婚」の相談所を選べ。

ここからが、業界のタブーに触れる本題です。
あなたは「成婚率80%！」といった広告を見て、「ここなら結婚できそう」と感じたことはありませんか？ 実は、広告で謳われる高い成婚率には大きな落とし穴があります。

それは、相談所によって「成婚」の定義が全く異なるという事実です。

具体的には、「成婚の定義（婚約）」を採用している相談所と、「成婚の定義（真剣交際）」を採用している相談所が存在します。『婚約』と『真剣交際』という2つの定義は明確な対立関係にあり、どちらを選ぶかであなたの未来は大きく変わります。

多くの相談所（特にデータマッチング型や一部の仲人型）は、結婚を前提としたお付き合いである「真剣交際」が始まった時点で「成婚退会」とみなします。しかし、交際中に価値観の違いで別れるカップルは山ほどいます。もし退会後に破局してしまったら、あなたはまた高い入会金を払って、一から婚活をやり直さなければなりません。

一方で、「成婚の定義（婚約）」を掲げる相談所（IBJメンバーズやサンマリエなど）は、プロポーズが成功し、お互いの両親への挨拶が済むまでをサポート範囲とします。

「成婚の定義（婚約）」を採用する相談所の方が、ユーザーの最終ゴールである「結婚」に対して圧倒的に優位であることは明白です。あなたが求めているのは「交際相手」ではなく「夫」であるはず。だからこそ、数字のマジックに惑わされず、定義の中身を確認してください。

IBJメンバーズでは、単なる交際ではなく「婚約」を成婚と定義しています。プロポーズをして（受けて）、お二人の結婚の意思が固まって初めて「成婚退会」となります。

出典: 成婚率の考え方 – IBJメンバーズ – 株式会社IBJ, 2023年12月19日

失敗しない仲人型結婚相談所の選び方「3つの絶対基準」

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「成婚の定義」「担当者1人あたりの会員数（50名以下）」「成婚料の有無」の3点で選べば失敗しない。

では、具体的にどの相談所を選べばよいのでしょうか。失敗しないための「3つの絶対基準」を伝授します。

1. 成婚の定義は「婚約」か？

前述の通り、『成婚の定義』を確認することが、相談所選びにおける最重要項目です。無料相談では必ず「プロポーズまでサポートしてくれますか？ それとも交際開始で退会ですか？」と単刀直入に聞いてください。ここで言葉を濁す相談所は避けるべきです。

あわせて読みたい：【専門家が伝授】結婚相談所の無料カウンセリングで絶対に聞くべき10の質問リスト｜後悔しないためのチェックポイント

2. 担当者の持ち人数は「50名以下」か？

『担当者の持ち人数』と『サポートの手厚さ』の間には、明確な逆相関の関係があります。
一人の仲人が質の高いサポート（毎月の面談、お見合い調整、LINE相談など）を提供できる物理的な限界は、約50名と言われています。

しかし、利益重視の大手相談所の中には、一人の担当者に100名〜200名の会員を持たせているケースがあります。これでは物理的に「放置」せざるを得ません。「専任担当制」という言葉だけでなく、「一人で何人の会員を見ていますか？」と確認しましょう。

3. 「成婚料」はあるか？

「成婚料（約20万円）」と聞くと、「高い！無駄だ！」と感じるかもしれません。しかし、実は「成婚料」と「仲人のサポート品質」には強い因果関係があります。

成婚料とは、あなたを結婚させた時に初めて発生する「成功報酬」です。つまり、成婚料がある相談所の仲人は、「あなたを結婚させなければ利益が出ない」ため、必死でサポートします。逆に、成婚料がない（安い）相談所は、「あなたが長く在籍して月会費を払い続けてくれること」が利益になりかねません。

プロが厳選！本気で結婚したい人におすすめの仲人型結婚相談所3選

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確実性ならIBJメンバーズ、手厚さとコスパならサンマリエ、論理派にはパートナーエージェントがおすすめ。

ここまで解説した「成婚定義（婚約）」「少人数担当制」「成婚料（成果報酬）」の基準を満たす、私が心からおすすめできる相談所を3社厳選しました。

表のタイトル: プロが選ぶ！本気で結婚できる仲人型結婚相談所3選

1. IBJメンバーズ：確実性を求めるならここ一択

東証プライム上場企業IBJの直営店であり、「IBJメンバーズ」は業界で最も厳格に「成婚＝婚約」を定義している代表例です。
入会審査もしっかりしており、会員の質（年収や学歴）が担保されています。費用は高めですが、その分「絶対に結婚する」という覚悟を持った会員が集まっており、30代女性の成婚実績も豊富です。

2. サンマリエ：老舗の「お節介」が心地よい

創業40年以上の歴史を持つ老舗です。現在はIBJグループ傘下のため、IBJの最新システムを使いつつ、昔ながらの「仲人の手作り紹介」を受けられるのが強みです。
AIマッチングだけでなく、担当者が「あなたにはこの人が合うと思う」と紹介してくれるため、自分では選ばないような良縁に巡り会える可能性があります。

3. パートナーエージェント：データで婚活を攻略する

「成婚率No.1」を掲げる大手です。特徴は、成婚コンシェルジュによる徹底した「PDCAサイクル」。お見合いの実施率や交際移行率をデータで分析し、「なぜダメだったのか」「次はどうすべきか」を論理的にフィードバックしてくれます。感情論ではなく、効率的に活動したい方に向いています。

入会前に知っておきたい疑問とリスク (FAQ)

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クーリングオフや中途解約は法律で守られている。30代半ばは主力層であり、決して遅くない。

最後に、無料相談に行く前に解消しておきたい不安にお答えします。

Q. 担当者と合わなかったらどうすればいいですか？

A. 遠慮なく担当変更を申し出てください。
人間同士なので相性は必ずあります。大手相談所であれば、担当者の変更制度が整っています。「高いお金を払っている」のですから、我慢する必要はありません。入会時に「担当変更は可能ですか？」と確認しておくと安心です。

Q. 途中で解約したらお金は戻ってきますか？

A. 特定商取引法に基づき、返金されます。
結婚相談所は法律で厳しく規制されています。契約から8日以内なら「クーリング・オフ」で全額返金されますし、それ以降も「中途解約」として、法律で定められた計算式に基づき返金を受けられます。
この法令遵守の証となるのが「マル適マークCMS」です。このマークがある相談所は、経済産業省のガイドラインに沿った運営をしているという安全性・信頼性の証明になりますので、必ずチェックしてください。

マル適マークCMSは、結婚相手紹介サービス業を所管する経済産業省が作成した「結婚相手紹介サービス業に関するガイドライン」を基に、第3者機関が結婚相談所を審査し、法律を守って運営していることを証明するものです。

出典: マル適マークCMSとは – 日本ライフデザインカウンセラー協会

Q. 34歳の私でも、本当に相手が見つかりますか？

A. 30代半ばは、相談所の「主力層」です。
アプリでは20代が有利かもしれませんが、結婚相談所において30代半ばは、男女ともに最も会員数が多く、成婚が活発な「ボリュームゾーン」です。
「もう遅いかも」と悩んでいる今この瞬間が、あなたにとって一番若い時です。プロのサポートがあれば、1年以内の結婚は十分に現実的な目標です。

まとめ & CTA

この記事では、結婚相談所選びの核心である「成婚の定義」と「サポートの質」について解説してきました。

• 成婚率の数字に騙されず、「婚約」までサポートしてくれるか確認する。
• 担当者の持ち人数が少なく（50名以下）、手厚いサポートがあるか確認する。
• 成婚料を「本気の証」と捉え、成果報酬型の相談所を選ぶ。

アプリで傷つき、一人で悩み続けてきたあなたへ。
もう、一人で頑張らなくていいんです。

結婚相談所には、あなたの幸せを本気で願い、ゴールまで伴走してくれるプロフェッショナルがいます。「ここなら私を結婚させてくれるかもしれない」。そう思える相談所が見つかったなら、まずは「無料相談（カウンセリング）」に足を運んでみてください。

Webサイトの情報だけでは分からない、担当者との相性や、相談所の空気感を肌で感じることが、失敗しないための最後の確認作業です。
あなたの勇気ある一歩が、1年後の幸せな結婚生活に繋がっていることを、心から応援しています。

あわせて読みたい：独身証明書の取得方法を3ステップで解説！オンライン・郵送申請の最短ルートは？

[参考文献リスト]

• 成婚率の考え方 – IBJメンバーズ
• マル適マークCMSとは – 日本ライフデザインカウンセラー協会
• 婚活実態調査2024 – リクルートブライダル総研